秋冬のシュラフは何を選べばいいの?
シュラフは高いし、失敗したくない。
ひとつ間違えると、凍え死ぬ可能性のあるシュラフ選び。
キャンプによく行く友人に相談し、迷いながら購入した記憶があります。
秋冬にもキャンプツーリングに行きたいけれど、どのシュラフを選べばいいかわからない人に向けた記事です。
バイクキャンプにはダウンシュラフ 一択
シュラフには中綿の種類によって、2種類に分けられます。
- ダウンジャケットに代表される水鳥の羽毛を使ったダウンシュラフ
- 化学繊維による綿を使った化繊シュラフ
バイクキャンパーはダウンシュラフ一択
僕は年中 同じダウンシュラフで行きます。
真夏でのキャンプであれば、安価でコンパクトになるシュラフでも大丈夫。
真夏以外は性能の高いダウンシュラフをおすすめします。
積載に余裕があれば⇨化繊 余裕ない⇨ダウンを選ぼう
- コンパクトだけれど、高いダウン
- リーズナブルだけれど、かさばる化繊
積載に余裕がないキャンプツーリングはダウンシュラフを選びましょう。
キャンプツーリングでダウンシュラフのコンパクトさは重要。
ダウンシュラフのメリットとデメリット
ダウンシュラフは価格が高い。
冬用のシュラフだと、3万円以上からという感じです。
価格以上の快適さと満足度を保証します。
結局買い直すことになるので、シュラフはいいものを最初から買いましょう。
秋以降はダウンシュラフを使用しているキャンパーさんばかりです。
化繊シュラフのメリットとデメリット
化繊シュラフのメリットは価格が抑えられていること。
電源サイトに車で行ける場合は、工夫次第で3シーズンシュラフでも冬キャンプ可能です。
積載の問題からキャンプツーリングで化繊シュラフは厳しい。
快適温度 -5℃以下のシュラフを選べば間違いない
限界温度と快適温度が記載されています。
想定されるキャンプ場での気温と快適温度を考慮して、選ぶようにしましょう。
この快適温度が-6℃以下のものを選べば、間違いないです。
僕が使用しているシュラフが快適温度-5℃のもの。1月初旬の真冬キャンプでも、熟睡できました。
僕のシュラフはNANGA オーロラライト600DX
初めてのキャンプは10月中旬でした。
どのシュラフにするか迷った結果、
600DXやったら冬も行ける。NANGAやったら後でダウン足すこともできる。
その言葉でNANGAのオーロラライト600DXを購入しました。
- 快適温度 -6℃
- 限界温度 -11℃
それぞれの季節での使用感をまとめます。
初めてのキャンプは10月中旬の秋
10月中旬の標高450mの場所で使用しました。
外は息が白くなる寒さ。キャンプ直前に大雨が降り、ひんやりとした状況。
- テントはスカートなしのソロティピーテント
- コットを使用
- マットはサーマレストZソルライト
- 寝るときの服装はヒートテック上下にスウェット着用
夜、オーロラライト600DXを使用して寝た感想は
めちゃ暖かい!シュラフにはいるとすぐに暖かくなり、熟睡。
1月初めの真冬での使用
次は1月にキャンプに行ったときの感想。
10月のキャンプと同じ場所での使用です。
外に置いていたドリンクが明け方には凍っている環境。
- テントはスカートなしのソロティピーテント
- コットを使用
- マットはサーマレストZソルライト
- ヒートテック上下
- ズボンはユニクロの暖パンを使用
- 上はニットの上にフリース着用
- 背中と腰にカイロを貼る
- シュラフの上からダウンジャケットをかける
これで夜に寝た感想は
ダウンジャケットをかけると、暖かく寝られる。ダウンジャケットがないと、少し寒い。
真冬でも装備をしっかりとすれば、NANGA オーロラライト600DXでも大丈夫でした。
以上のことから、
快適温度 -6℃ の性能を超えるものを選べば間違いないです
バイクキャンプにおすすめ 快適温度 -5℃ おすすめダウンシュラフ
ここからは快適温度-6℃以下のダウンシュラフを紹介します。
ダウンシュラフは国内メーカー3社が有名です。
NANGAとISKA、mont-bell。
国内3社のシュラフが優秀で国外のメーカーのシェアがほぼないという状況です。
ダウンシュラフは上記3社から選べば間違いありません。
キャンプショップの別注品を選べば、純正品より安価に購入することができます。
NANGA オーロラライト 600DX 3ten別注モデル
- 快適温度 -6℃
- 限界温度 -11℃
- オーロラテックスという加工されたナイロンを使っており、水濡れに強い
- 収納時サイズ:φ17×31cm
- 価格:39,800円
NANGAの純正品は非常に高価です。
紹介するのはAmazonで購入できる3ten別注モデル。
NANGAの純正品だと、6万円ほどするところ、この別注モデルは3万円台で購入可能。
僕が使っているのもこのモデルです。
ISKA ダウンプラスニルギリEX
冬の登山に冬キャンプ ISKAの定番モデル ダウンプラス ニルギリEXです。
- 快適温度 -11〜-6℃
- 最低使用温度(限界温度) -16℃
- マフラーのような形状のショルダーウォーマーで肩や首周りが冷えにくい
- 収納時サイズ:φ20×34cm
- 価格:39,800円
スペック的にはNANGAのオーロラライト600DXと同クラスのシュラフ。
ISKAのシュラフは最低使用温度という表記しかありません。
この最低使用温度は限界温度と同じと考えられます。
快適温度はそこから+5~10℃を想定すればいいです。
mont-bell モンベル ダウンハガー650 #1
国内メーカー3社目はモンベルです。
紹介するシュラフの中では一番安価なモデルです。
他の上記2つは178cm程度までが適応身長。
それ以上の方はより高価なロングモデルを購入する必要があるので、背の高い方にはおすすめです。
- 快適温度 -5℃
- 最低使用温度 -12℃
- あぐらがかけるほど伸びるストレッチシステムで心地よく使用できる
- 収納時サイズ:φ19×38cm
- 価格:36,300円
3つのシュラフを比べると
紹介した3つのシュラフを比べると、以下の通りです。
- 収納サイズが一番小さいのは NANGA オーロラライト 600DX
- 価格が一番安いのは モンベル ダウンハガー650 #1
- 快適温度が一番低いのは ISKA ダウンプラスニルギリEX
収納サイズに余裕があるか、お財布に余裕があるかなどで決めるようにしましょう。
秋〜春のキャンプツーリングには快適温度-5℃以下のダウンシュラフを選ぼう
僕の経験から
テントより、こだわりが必要なアイテムです。
おすすめのシュラフは以下の通り。
- NANGA オーロラライト 600DX
- ISKA ダウンプラスニルギリEX
- モンベル ダウンハガー650 #1
また、冷えの対策のため、他にも重要なのはコットやマット。
こちらの記事も参考にしてください。
ひとつ間違えれば凍え死ぬ可能性もあるシュラフ選び。
シュラフはしっかりと性能のあるものを選ぶようにしましょう!
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